消化器内科と消化器外科の違い〜病気の学校〜

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おはこんばんちはたつきんぐです。

今回は病院受診の際に似ている名前の診療科を見たことはありませんか?

実際に患者さんからも

これは内科と外科どっちに行けばいいの?

私は何科に受診すればいいの?

このような質問を伺うことがありますのでにている診療科の違いについて開設しようと思います。

今回は消化器内科と消化器外科の違いについて解説します

1.内科と外科の違い

これは総合病院などの大きな病院に行くと同じ消化器科に内科と外科が2つ外来がやっており、どっちに行けばいいかわからないという方がいらっしゃると思います。

消化器以外にも呼吸器や脳神経なども内科と外科があるところがありますよね。

まず内科と外科のすごく簡単な違いは

内科:病気をお薬で治していく診療科

外科:病気やケガを手術で治す診療科

という違いが基本です。

この他にも内科医が専門で行う検査や治療、外科でしかできない治療がありますし、内科でも外科でもできる治療もあります。

これは診療科によって種類がさまざまです。

消化器内科に適している疾患

①腹痛・下痢・便秘・吐き気などの身近な症状

→お薬での治療が治療のメインとなることが多いし手術を必要とする必要がないことが多いため病気の診断をするという意味でも消化器内科が適しています。

②膵炎・大腸憩室炎などの炎症性消化器疾患

→抗生物質の投与が治療のメインとなるため消化器内科への受診が適しています。

ただし虫垂炎(盲腸)や胆嚢炎などの炎症性消化器疾患は重症度に応じて緊急手術が必要となることもあるため外科が適している場合もある。

③生活習慣が要因となる疾患

→具体的にはお酒の飲み過ぎが原因となる肝硬変やアルコール性肝障害などがメインです。生活習慣が要因となる病気は生活習慣の改善がまずは行われることが多いですが、それは消化器内科で行われることが多いです。

④下血や胃潰瘍など内視鏡が治療のメインとなる疾患

→胃カメラや大腸カメラなどの内視鏡をするのは一般的に消化器内科が行います。内視鏡の結果、手術が必要な病気が見つかったり緊急で手術をする必要があると判断されると消化器外科へ移ります。

まずは消化器内科で病気の診断をするという流れが一般的ですので症状が出たら消化器内科へ受診しましょう。

⑤クローン病や潰瘍性大腸炎などの難病

→この2つは消化器領域でも有名な難病の2つですが、治療のメインはステロイド剤の投与や抗生物質の投与など薬剤での治療がメインとなるため消化器内科が適しています。

消化器外科が適している疾患

①手術が必要になる疾患

→前述したように手術が必要になる場合は消化器外科となります。

手術が必要になる疾患は消化器内科からの紹介や健康診断での指摘、町医者へ受診した結果など他の診療科や病院からの紹介で受診する方が多いです。

例えば前述した虫垂炎・胆嚢炎などの炎症疾患

胆石や消化管穿孔などは手術が必要ですので外科での治療が適しています。

②手術適応となるがん

→消化器はがんが多いです。

食道がん、胃がん、肝臓がん、膵がん、大腸がんなど消化器官の数だけがんの数は存在します。

がんはステージと呼ばれる進行度を示す指標がありますが、手術ができるがんについては消化器外科への受診が適しています。

またがんに対して手術した後の定期的な通院は消化器外科へ通っていただくことが多いです。

またがんの再発や進行の程度によっては放射線や抗がん剤治療などの治療の選択肢が出てきますが、これらは内科でも外科でもどちらでもやることがあります。

手術をした後再発して進行していった場合→消化器外科

がんが見つかった段階で進行していた→消化器内科

となることが多いです。この線引きは病院によって異なることもあるそうですので受診した病院で確認してみましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

内科と外科の違い、消化器ないかと消化器外科の違いがご理解いただけましたでしょうか?

手術が必要かもしれませんよ

と言われた場合は消化器外科へいきなり受診してしまっていいと思います。

しかし基本的にまずは消化器内科へ行ってみて、病気の診断をしてもらってから適した診療科に通うといいと思いますよ。

今後は他の診療科の内科と外科の違いや似た名前の診療科の違いについて解説して行こうと思いますので参考にしてみてください。

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